銘木
地球上には様々な木が生育しています。
その中でも特に希少価値の高い木を銘木と呼びます。
今回はアトリエが所有している銘木を紹介します。
※写真画像は『明るさ』のみ編集しています。
★スネークウッド(レターウッド)
南米の一部の地域でしか生育しておらず、直径30cmほどまでしか成長しないため、非常に入手が困難です。
蛇柄に似ていることからその名がつけられているようですが、この模様の入り方でランク付けされており、均一な斑模様のものはさらに希少です。(写真は最高ランク)
★花梨(瘤杢)
花梨自体は東南アジア広域に生育し流通量も比較的多い木ですが、稀に瘤が出来ることがあります。この瘤を切った部分に現れる模様は、木目が緻密に入組み非常に美しく、自然が生み出したアートに魅了されます。
花梨の瘤は年々減少しており、希少価値も高まっているようです。
★グラナディラ(アフリカン・ブラックウッド)
南アフリカに生育しており、楽器などの製作に使われることが多いようです。黒檀に似ていますが、樹種は全く別です。写真のものは細い木目が入組んでおり、装飾品に加工すると美しいです。
現在は過度の伐採により絶滅の危機に面しており、管理・保護されていますが、違法な密輸が深刻な問題のようです。
★紅木(レッドサンダー)
インド南東部の極一部にしか生育しておらず、現在は『ワシントン条約』により国際取引が規制されており、最も入手が困難な木です。日本では高級三味線の材料として使われていたようです。
製材時は紅色ですが経年変化により暗赤色となり『老紅木』と呼ばれ、さらに希少価値が高まります。写真のものは4年ほど前に運よく手に入れた上等品です。なかなか加工する気にならないほど高価でした。
入手の困難さにより類似品も存在するようです。比較的安価な紅木三味線などは、染料により着色されているらしいです。また、密輸の問題も深刻化しており、中国と日本の需要の高さが指摘されているようです
アトリエちぃぷぅは、こうした稀少価値の高い銘木と貴金属を組み合わせたアクセサリーを製作しています。